likemiami^2

パート2です(スマホ推奨)

もはやCDはグッズである

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6月8日にG-DRAGONのアルバム『KWON JI YONG』が発表されました。
USBでの発売という今までにない試みの作品でしたが、なんだかややこしい議論が起こってるみたいなので整理です。

  

アルバムであるか否か…「G-DRAGONのUSB」これが問題だ

(以下YGLIFE内日本語訳要旨)

ガオンチャートを運営している音楽コンテンツ産業協会はG-DRAGONの新譜『KWON JI YONG』をアルバムとして認めないという結論を出しました。

しかし当初、音楽コンテンツ産業協会は、以下の理由からUSBもアルバムであると認めようとしていました。

・韓国の現行著作権法は「アルバム」について「音が有形物に固定されたもの」と定義している
・USBも、LPやCDのように音楽貯蔵媒体の役割が可能である

ところが『KWON JI YONG』のUSBは、単にUSB内にデータが入っているのではなく、USBを介してインターネット上から音源やMVなどのデータを取得し、そのデータをUSBに落とす、というものでした。

音楽コンテンツ産業協会は『KWON JI YONG』のUSBは事実上の音源ダウンロード装置であり、「アルバム」ではないという判断を下しました。

このような判断によって『KWON JI YONG』はガオンチャートのアルバム販売量チャートに入ることができませんでした。(その結果として音楽番組の順位にも影響があり、実際に音楽番組のランキングでは音盤得点が0点となりました。)

その一方で、USBの形のアルバムを購入するのは「レコードを購入する行為」と同じであるためアルバムと認めてもかまわない、という意見も多くあります。私設のアルバム集計サイトであるハントチャートは『KWON JI YONG』を「アルバム」であると認め、チャートにも反映させるということです。

音楽コンテンツ産業協会は、『KWON JI YONG』をアルバムだと認めると、もっと大きな問題が生じると懸念しています。市販のUSBに音源をダウンロードしたものやCDから音源をUSBに移したものもレコードだと認めるのか、という議論を起こす可能性があり、もしもそれらをアルバムとして認めてしまうと「買い溜め」に走るかもしれないという懸念があるからです。

 

 

これに対しYG側の言葉です。

G-DRAGON のUSBアルバム波紋、YGが答える

原文リンク(以下YGLIFE内日本語訳から抜粋)

一般的なアルバムの容量は700メガバイトで、20曲を入れることすら難しい。さらに高画質MV一本も入れられない容量だ。USBの形で発表されるG-DRAGONのアルバムは4ギガバイトである。数十曲の音楽だけでなく、高画質MVも十分に入れられる。音楽コンテンツの保存媒体としてポータビリティも他の媒体と比べものにならない。

USBをパソコンなどにつなげると、特定のサービスサイトに接続できる。当該サイトで音楽だけでなく、YGエンターテインメントが今年の年末まで提供するG-DRAGONの各種写真やMVなど様々なコンテンツを閲覧し、それをUSBに入れられる。

もうこの世の中にはCDプレーヤーで音楽を聴く人はほとんどいない。しかし、まだ音楽番組はアルバム販売点数を重視している。これから「アルバム」は音楽を聴くための媒体というよりは事実上ファンのための「グッズ」商品になると思う。

USBは音楽だけでなく、動画や写真などより多くの情報をファンに伝えるためにG-DRAGONが選んだ方法なのに、音楽を収録するオフラインの形をCDなどだけに制限しようとすることは理解に苦しむ。(中略)どうして音楽だけオフラインの販売形態をCDなどに制限しようとするのか、一般的ではない考え方だ。

 

音楽コンテンツ産業協会の判断も尤もだし、YG側が言った「CDは事実上ファンのためのグッズ商品」という言葉もまさにその通りという感じです……うーん、ついに言ったか………

今更チャートがどうのって言う気はないけれど、やっぱり音盤点数0って文字を見るのは辛いものがありますね。